介護士の転職を専門的に支援してくれる「介護士転職サイト」。具体的な仕事内容や職場の雰囲気など、ハローワークや直接応募では得られない情報まで入手できることが魅力です。しかし、マイナビ介護士・介護ワーカーなど数多くのサイトがあって、どれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。
今回は人気の介護士向け転職サイトを比較検証し、最もおすすめの介護士向け転職サイトを決定します。
検証では以下の2点で各サイトを比較しました。
求人の豊富さ検索のしやすさ介護士の転職理由は?介護士の転職理由はさまざまですが、とくに多いのは、職場の人間関係・給与・スキル不足です。今の職場に不満を持っている人が多いとはいえ、多くの介護士が介護の仕事は好きであるにもかかわらず退職していることがわかっています。また、退職した人のうち7割以上が介護の仕事に戻りたいと考えているという調査結果も。今の職場に不満があって転職しようと考えている人は、施設形態を変えたり、キャリアアドバイザーに職場の雰囲気を聞いたりすることで不満を解消できないか検討するのがおすすめです。介護士に復帰する理由には、介護職が好きだということ以外にも、ほかの職種でスキルアップすることが難しい点が挙げられます。どのような職種でも一から業務を覚えていく必要があるため、これまでの経験がまったく通用しないことがあるでしょう。挫折してしまい、介護職としてキャリアアップを目指す人は多いといえます。このような例もあるので、本当に別の職種へ転職すべきかしっかりと考えるのがおすすめです。
介護士向け転職サイトの選び方介護士向け転職サイトを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
① まずは希望条件を明確に!悩みに合わせて考えるのがおすすめ転職サイトを選ぶ前に、まずは希望する職場の条件を固めましょう。
転職サイトはサイトごとに得意とする職場条件が異なります。希望条件が固まっていなければサイトを選ぶことが難しいでしょう。希望条件が固まっていない人は、今抱えている悩みをベースに希望の職場を決めるのもひとつの手。上の画像を参考にして、自分が行きたい職場はどこなのか考えてみてくださいね。今の職場で抱える不満は、施設形態を変えることで解消できる可能性があります。たとえば、訪問看護であれば利用者の家庭に行って1人で介助するので、職場の人間関係を気にすることなく業務を行うことができるでしょう。ほかにも、特別養護老人ホーム・老人保健施設は利用者の介護レベルが高く、夜勤があるので高収入の職場が多いといえます。
② 転職サイト選びで重要なのは求人数!希望に合った求人が多いサイトに登録しよう転職サイトは、希望の条件や転職理由に合わせて選ぶのが大切。ここでは、人気の職場や希望条件別に求人数の豊富なサイトをご紹介していきます。
また、ランキングでは調査項目別に求人数が豊富だったサイトを絞り込んで表示することが可能です。自分の希望に合わせて見るランキングを変更してみてくださいね。施設別の求人数No.1を知りたい人はココを見て!介護士の転職ではじめに重視するのが施設種別ではないでしょうか。今回行った検証で、施設形態ごとの求人数を調査したところ、総合評価1位の「介護ワーカー」が最も充実していることがわかりました。特養・介老健・サ付高など、施設形態を問わず求人が豊富で、どのような施設形態を目指している人でもまず選択肢となるでしょう。このほか、デイサービスは「きらケア介護求人」、訪問看護なら「カイゴジョブエージェント」が多くの求人を掲載していました。日勤のみ・ブランク歓迎など詳細条件別のおすすめサイトはココ!詳細条件別の求人では総合ランキングTOP2の「介護ワーカー」「ジョブメドレー」が強いことがわかりました。「介護ワーカー」は、介護職のなかでも人気の高い日勤のみの求人が豊富。夜勤が体力的・精神的に辛いと感じている介護士さんはぜひ利用してみてください。
「ジョブメドレー」は資格取得支援・未経験歓迎の求人数がトップ。介護職の経験がない人でも、資格取得を目指しながら働ける職場を多く掲載している可能性が高いでしょう。
③ アドバイザーの力量は人によって異なる。担当の質は面談でチェックしよう転職をサポートしてくれるアドバイザーの力量は人によって異なります。そのため、「このサイトであれば質の高いサポートが受けられる!」と断言できないのが現実です。
担当してくれるアドバイザーがよくないと感じたら、はっきりとよくない点を伝えてください。伝えても改善してくれないようなら、担当変更を申請したり、ほかのサイトを利用したりしてよくないアドバイザーを使い続けないようにしましょう。
上の画像では、よくないアドバイザーの特徴をまとめているので、面談のときにチェックするのがおすすめです。このほか、相手を信用して相談ができるか、というような相性も重要なポイント。気軽に相談ができる相手でないと、うまく希望を伝えられない場合があるので、アドバイザーの力量だけではなく相性も確認しましょう。よいアドバイザーなら、わからないことがあってもすぐに施設に確認の連絡を入れてくれるなど、求職者に寄り添ってくれるでしょう。親身なアドバイザーがいる一方で、悪質なアドバイザーがいることは事実。実際に面談するまで担当者のよしあしがわからないのは難点ですが、重要なのはよいアドバイザーを見極めることです。はじめての転職なら対面面談がおすすめ!コロナ禍はオンライン面談に注目施設の雰囲気・経営方針などアドバイザーに聞きたいことが多いなら対面で面談するのがおすすめです。顔を合わせて面談するほうがアドバイザーの反応がわかるので、相談しやすいといえます。対面ではなく電話になると、いくつも質問しにくくなるので、相談したいことが多いなら顔を合わせて面談するようにしましょう。現在は、新型コロナウイルスの影響で対面面談を控えているケースがほとんど。顔を合わせて面談したいならオンライン面談ができないか相談してみてくださいね。
④ アドバイザーの求人がピンと来ないなら自分で検索。検索項目に注目してキャリアアドバイザーから紹介を受けた求人が希望に合わない…と感じるなら、自分で職場を探すのがおすすめです。応募したい求人を見つけて、アドバイザーに取り次いでもらいましょう。求人を検索するときは、検索項目を設定するか、フリーワードを入力して検索するのが基本です。フリーワード検索の場合、自由にワードを設定して検索できますが、求人票に似たような文字があると引っかかることがあるので、正確ではありません。正確に希望に合う職場を見つけるためにも、検索項目が豊富な転職サイトを使うとよいでしょう。施設形態・雇用形態のような基本的な検索項目はほとんどのサイトにあるものの、転勤なし・住宅補助ありのようなこだわり条件はない場合もあります。上の画像では珍しい検索項目をまとめているので、参考にしてくださいね。